2016年の12月21日(ぐらい)、
世間にクリスマスムードが漂い、街中が賑わい出すこの季節に
僕は1人自宅でガタガタと震えていました。
決して寒さに震えていたわけではありません。
興奮とプレッシャーからくるものでした。
セールスコピーライターとして活動をし始めて4ヶ月ぐらい経った頃、
初めてセールスレターを書くお仕事を頂けました。
最初その話が来た瞬間はとても嬉しくて
「よっしゃぁ!!」とガッツポーズした記憶があります。
というのも、セールスコピーライターになって始めて
セールスコピーの案件を獲得できたからです。
単価報酬は10万円ぐらいでしたが、
当時の僕は報酬が2桁万円突破するのは初めてだったので
二重に嬉しかったことを覚えています。
「やったぁ!ようやくセールスレターの案件ゲット!
これでやっとセールスコピーライターとしての一歩を踏み出せたぞ!」
喜びのあまり興奮しておりました。
が、
時が経つにつれ、その喜びは恐怖やプレッシャーに変わっていきました。
セールスコピーを書く案件が初めてだったので、
売れるのかどうか、自分のスキルで本当に大丈夫なのか心配に合ってきたからです。
それまで僕は何をしていたか?というと、
メルマガ登録(無料オファー)ページを格安で受注して、納品することをやっておりました。
簡単に言えば「この特典を無料でお渡しするので、
メールアドレスをご登録ください」というページです。
そのページを当時は1件9800円という価格で
1枚につき3週間、時間をかけて制作していました。
今考えたら、
「どれだけのんびりやってんだお前・・・」
と当時の僕を小一時間ほど問い詰めたいところですが、
つまりは、それが僕の当時の実力だったのです。
無料オファーのページを3週間かけるようなライターが
有料商品販売するページを高単価で受注し、しかも10日で制作しなければならない
環境に立たされたわけです。
セールスコピーを書く以上、売れなければ僕の存在価値はゼロです。
ここで売らなければゴミクズ以下だよ・・・。
初めてのセールスレター案件ですから、
ここでしくじったら後々の活動に大きく負の影響が及びます。
ヘタするとトラウマになって、
セールスコピーライターの道を諦めるほど再起不能になるかもしれません。
おまけに、受注したのが、
「3万円の自己啓発セミナーを販売するセールスレター」
とても抽象度の高い案件・・・。
「大丈夫か俺・・・?」
そんな興奮と恐怖が冷めやらぬまま、
僕がセールスコピーを書き上げる10日間の奮闘が始まったのでした。