この章では、メンタルの整える重要性について解説していきます。
満足度の高い仕事をできるかどうかは、仕事に取り組む際のメンタルがとても大切です。
もちろん、成功するためにはスキルやテクニックも大切ですが、それ以上に全ての根本となるのがメンタルです。
例えば、
- 「自分なんて何やってもうまくいかないんだ」とネガティブな感情を抱きながらライティングをする
- 「自分の自信のスキルを提供できる!」とポジティブにライティングする
どちらが良い仕事ができるかは明白ですよね?
「仕事がうまくいく」というのは、何も売上だけではありません。
売上以外にも、
依頼者さんに褒められた/信頼が築けた
万が一、売上目標に達成できなくても、改善策を見つけることができた。
などなど、
これから大きくキャリアを伸ばしていくためにも、メンタルを整えることを意識する必要があります。
では、具体的にどのようなことを意識すればいいのか?
僕が解説していきます。
目次
不安を感じたら一歩踏み出すこと
セールスコピー案件を引き受ける時は、必ず不安を感じます。
例えば、
〇〇の商品を売るセールスコピーを書いてほしいです、
と依頼された場合、
〇〇をこれまで自分が使ったこともなければ、興味を持ったこともない商品である可能性もあります。
まして売れるイメージすら沸かないこともあります。
その時に、「自分にはできるかどうか、不安だ」「できそうにもない」と感じて、辞退したくなるかもしれません。
ですが、不安を感じるときこそ一歩勇気を踏み出して、「お任せください!」と言う意識をしましょう。
不安を感じたら成長の証
正直な話をしますと、
僕はこれまでいろんなセールス案件や、プロモーションを引き受けて来ましたが、今だに案件を受注する時は「ちゃんと提案ができるだろうか」と不安を感じます。
セールスコピーを書いても売れるかどうか?の最終結果は、
制作したセールスコピーを出してみるまでわからないので、毎回不安との戦いです。
自己啓発セミナーの案件を受注したときも、不安で仕方がありませんでした。
そう聞くと、「えぇ、そんなキツイの?」と思うかもしれませんが、
実は不安を感じることはめちゃくちゃ大切なんですよね。
なぜなら、不安を感じるということは成長している証だからです。
もし、引き受けた案件が自分の書ける範囲の内容だったり、これまで書いたコピーと似ている場合はあまり不安を感じないかもしれません。
その代わり、すでに経験済みなのでスキルアップも望めません。
自分に書けるかどうかわからなくて不安な案件は多々ありますが、この案件を達成したら自分にはなかった、スキルや業界知識、度胸が身につきます。
ですから、不安を感じたら成長できる!と無理やりでもいいので喜んでください。
むしろ、「不安がないことが不安だ」と言っても言い過ぎではないでしょう。
不安は成長のチャンスなのです。
不安を書き出して、行動のモチベーションへ変えていく
とは言え、漠然と「不安が成長のチャンスだ」と思っていても不十分です。
次は不安の気持ちを行動のモチベーションへと変換していきましょう。
これは僕がセールスコピーの案件を引き受けた際に、実際に行う行動なのですが、
自分が感じてる「不安を全て書き出す」ことです。
なるべく具体的に書いてください。
当時、僕が自己啓発セミナーのセールスコピーを書く案件で感じた不安はこのような内容です。
- 10日は今まで経験したことのない納期の短さだけど、ちゃんと間に合うだろうか?
- セラピストってそもそも何?
- 自己啓発セミナーが売れるイメージが沸かない
- セールスコピーの構成が思いつかない
- セミナー参加費が3万というのは、少し高いのでは?
- 参加費3万のセミナーに参加したことがないので、高額セミナーに参加する人の心境がイメージできない
- セールスライターとしてまだ4ヶ月しか経ってないけど、ちゃんと書けるか不安・・・
- おまけにセールスレターの執筆はこれが初めてだけど大丈夫か・・・?
- 自分の執筆スピードが具体的にわからないので、漠然とした恐怖がある
- この案件に絡んでいる人はみな実績がすごい、それに比べて自分はまだ駆け出し、「コイツしょうもないな」と思われるのが怖い
などなど、書き出したらキリがありません。
これらの不安に関しては、このようにポジティブに書き換えていきます。
・10日は今まで経験したことのない納期の短さだけど、ちゃんと間に合うだろうか?
→自分の1番のムダをドンドン削除していく
・セラピストってそもそも何?
→きっちりリサーチするか、「セラピストとは何か?」を自分で定義してセールスコピーで説明すれば大丈夫!
・自己啓発セミナーが売れるイメージが沸かない
→リサーチして、セミナーの強みを打ち出せば何とかなる
・セールスコピーの構成が思いつかない
→参考となるセールスコピーを探そう
・セミナー参加費が3万というのは、少し高いのでは?
→価格が高いか安いかは、セールスコピーで打ち出せるベネフィットに全てがかかっている。魅力的なベネフィットを打ち出そう
・参加費3万のセミナーに参加したことがないので、高額セミナーに参加する人の心境がイメージできない
→これもリサーチするしかない。
・セールスライターとしてまだ4ヶ月しか経ってないけど、ちゃんと書けるか不安・・・
→自分のこれまでを信じるしかない
・おまけにセールスレターの執筆はこれが初めてだけど大丈夫か・・・?
→誰でも初めては必ずある。大丈夫、何とかなる!
・自分の執筆スピードが具体的にわからないので、漠然とした恐怖がある
→スケジュールを早め早めに進めていけば、何とかなる、と信じるしかない!
・この案件に絡んでいる人はみな実績がすごい、それに比べて自分はまだ駆け出し、「コイツしょうもないな」と思われるのが怖い
→駆け出しだからこそ、失うものもなければ、食らいついていける
と、このように不安をポジティブに書き換えて、マインドを整えることが大切だと思っております。
細かく明確にマインドを整えておけば、辛いと感じてもブレることがなくなります。
セールスコピーのノウハウをしっかり実践すれば問題ない
ですが、安心してください。
セールスコピーライティングの基礎基本をしっかり踏まえた上で、ライティングをすればまずしっかりとしたレターが書けます。
もし知識がまだまだ不足していると感じるのならば書籍を読みながら、書けば問題ありません。
書店やインターネットにはすでに、100年以上も前から研究され尽くしたセールスコピーライティングのノウハウが溢れています。
なので、きっちり基礎をおさえていれば、収益は上がります。
セールスコピーを常に学ぶ意識を持っておけば、例え実績がなくても満足度の高い仕事をすることはできます。
言い訳は決してしないこと
すごく当たり前ですが、決して言い訳をしてはいけません。
もし言い訳してしまうと、信頼を失い案件が受注できなくなってしまいます。
書けない、納期が遅れる、不安だ、そもそも案件が難しい、みたいな言い訳って簡単にできてしまいます。
だからこそ、それらをどうにかして解決するのが、クリエイティブなセールスコピーライターというものです。
人間である以上、どうしても不安が100%消えることはありません。
不安を消し去るためには、とにかく行動に移す他ありません。
万が一、納品が遅れそうなら、早めの連絡となぜ遅れるのか、を説明しましょう。
しっかり伝えることが誠実さです。
とは言え、例えどんなん理由があろうと納期遅れやクオリティの低さは、次の案件受注に大きく響く可能性があります。
そうならないためにも、セールスコピーをどんな流れで、どのようなスケジュールで書けばいいのか?
自分をどのようにマネジメントするべきなのか?
これらが大切です。
次の章では、セールスコピーを書きはじめから、納品するまでの計画の立て方について解説していきます。