最近、日本にもキャッシュレスが流行っていますね。
そこで心配になってくるのが、「停電時でもキャッシュレスが使えるのかどうか?」ですよね。
最近であれば2019年の2月10の17時頃に千葉県で突如起こった停電は多くの人が不安を感じましたし、北海道での震度7の大地震で街中は混乱に陥りました。

普段現金を持たずに、クレジットやICカードでの支払いがメインの人は特に災害時注意が必要となります。
今回は停電時のキャッシュレスの決済は可能かどうか?またその対策についても調べてみました。
停電時のキャッシュレスは現時点では決済不可
結論となりますが、停電時のキャッシュレスでの決済は不可です。
もちろん近い将来、技術が発展すれば電力を使わずにキャッシュレスでの決済は出来るようになる可能性はありますが、現時点では不可能のようですね。
クレジットカードもICカードの支払いも全て電力を通して決済されるため、電気が止まってしまえば使用不可です。
2018年9月6日に北海道で起こった最大震度7の大地震で生じた停電時は、個人の自宅のみならず、店舗にも影響が及びました。電子マネーなどのキャッシュレス決済ができない問題が発生しているとの報道も出てきました。
北海道で最大震度7を観測した地震の影響で現金を使わないキャッシュレス決済が利用できなくなり、災害時の非現金決済の脆弱(ぜいじゃく)性が浮き彫りになった。道内全域で停電が発生し、決済情報を処理できなくなったことから、“買い物難民”に陥る人が発生した。
どうやらキャッシュレスは災害には弱いようで、便利のようで実はデメリットが潜んでいまいた。
しかしそんな非常時の中、セイコーマートは停電時などの緊急時に備えていたようです。
停電時の決済への対応については、それを事前準備していたセイコーマートの事例も参考になろう。大手コンビニでは数時間は自家用発電でまかなっていたようだが、少なくとも数日程度はレジなどを動かせるような工夫も求められよう。
引用:http://agora-web.jp/archives/2035238.html
店舗側の工夫次第では、自家用発電でまかなった電力でレジを動かせるかもしれません。
しかし、全ての店舗が準備できているわけでもないので、やはり便利なキャッシュレスの生活を送るためには一人一人の非常時の対策が必要となるでしょう。
停電時のキャッシュレス対策は?
正直言うと、「現金を持ち歩く」しか対策方法はないですね。

キャッシュレスが災害時に使えなくなるのは、現在の日本のキャッシュレス普及への大きな壁になりそうですね。
電力を使わずにキャッシュレス決済ができる、そんなテクノロジー技術が発達すればいいのですが、まだまだキャッシュレスの文化すら浸透していない日本においてはまだまだ先になりそうな予感。
まずは一人一人がクレジットカードや電子マネー、ICカードに依存するのではなく、いざという時の為に現金を持ち歩くべきだと思います。